外壁材 サイディングボードとは?どんな種類があるの?
リフォームをお考えの方やDIY好きの方などは「サイディング」と聞けば「あ~外壁に使われるアレ」とイメージできるかもしれませんが、そうでなければ具体的にイメージできる方は多くないかもしれません。サイディングは4つの種類に分けられます。それぞれについて詳しくご紹介していきます。
そもそもサイディングとは?
サイディングとは、建物の外壁に使用する外壁材の一種です。日本の住宅でもっとも普及している外壁材です。英語でいう「siding」は、直訳すると「壁板」「建物の外壁の下見張り(板を横に貼り重ねる張り方)」となります。
サイディングがここまで普及する以前は、モルタル、いわゆる「塗り壁」が一般的でした。
左官屋さんが仕上げる塗り壁は、サイディングと比べると見た目も高級感がありますが、時間も費用も掛かります。
そこで、様々なデザインが最初から施されたボードを、ただ貼り合わせるだけで済むこのサイディングボードが普及していきました。
サイディングの種類は?メリットとデメリットは?
1.窯業系サイディング
普段目にするサイディングの中で一番多いと思われるのが「窯業(ようぎょう)系」サイディングです。
窯業系サイディングの原料は、主にセメントや繊維質です。セメントに繊維を加えて混ぜ合わせることで強度が高まり、薄い板状に成形してもその強度は十分です。
メリット
1.デザインのバリエーションが豊富
工期もコストも抑えつつ、一見本物かと思われるほどの石積み調、タイルやレンガ調の外見にすることができます。
2.防火性・耐震性に優れている
種類にもよりますが、その素材の特性から耐火性能が高くなっています。
また、モルタルの半分以下の重量であるため、脱落しにくいという点で、耐震性に優れています。
3.コストがかからない
他の外壁材に比べると、初期費用が安く済みます。
施工方法も簡単なので、多くの業者が工事できるため人件費も抑えられるのです。
4.施工期間が短い
サイディングボードをそのまま使用するので、現場での作業が短期間で済みます。
1.デザインのバリエーションが豊富
工期もコストも抑えつつ、一見本物かと思われるほどの石積み調、タイルやレンガ調の外見にすることができます。
2.防火性・耐震性に優れている
種類にもよりますが、その素材の特性から耐火性能が高くなっています。
また、モルタルの半分以下の重量であるため、脱落しにくいという点で、耐震性に優れています。
3.コストがかからない
他の外壁材に比べると、初期費用が安く済みます。
施工方法も簡単なので、多くの業者が工事できるため人件費も抑えられるのです。
4.施工期間が短い
サイディングボードをそのまま使用するので、現場での作業が短期間で済みます。
デメリット
1.サイディングボード自体に防水機能がない
窯業系サイディングの原料であるセメントは防水機能がありません。
塗装による防水加工が不可欠です。
2.熱が蓄積しやすい
同じく、セメント質は熱を吸収しやすい性質があります。
遮熱性が低いので、遮熱や断熱効果のある塗料を使用するなどといった対策が必要です。
3.メンテナンス頻度が高い
ボードとボードを並べて貼り合わせているので、その間をつなぐ「シーリング(コーキング)」のメンテナンスが必要です。
サイディングボードが劣化していなくても、このシーリング(コーキング)に劣化症状が現れると補修をする必要があります。
1.サイディングボード自体に防水機能がない
窯業系サイディングの原料であるセメントは防水機能がありません。
塗装による防水加工が不可欠です。
2.熱が蓄積しやすい
同じく、セメント質は熱を吸収しやすい性質があります。
遮熱性が低いので、遮熱や断熱効果のある塗料を使用するなどといった対策が必要です。
3.メンテナンス頻度が高い
ボードとボードを並べて貼り合わせているので、その間をつなぐ「シーリング(コーキング)」のメンテナンスが必要です。
サイディングボードが劣化していなくても、このシーリング(コーキング)に劣化症状が現れると補修をする必要があります。
2.金属系サイディング
金属系サイディングは、柄付けされた金属板と断熱効果のある板を組み合わせた外壁材です。
表面に使用されるのは、塗装ガルバリウム鋼板、塗装溶融亜鉛めっき鋼板、アルミニウム合金塗装板、塗装ステンレス鋼板のいずれかだそうです。
詳しくは「日本金属サイディング工業会」のホームページへ→金属サイディングの特徴
メリット
1.施工しやすい
他の外壁材に比べて軽量なので、張り替えも簡単で施工しやすく、工期も短縮できます。
2.断熱性・耐震性に優れている
金属は熱を保持しやすいという性質があるため断熱性が高くなり、外の気温の影響を受けにくいので省エネが期待できます。
また窯業系サイディングよりさらに軽量なので、住宅に対する負担が少なく倒壊する確率も低くなります。
3.凍害に強い
金属の性質上、窯業系サイディングに比べると外壁内部に水滴が浸入しづらく、水分が凍結して膨張し外壁を傷めるといった被害が少ないです。金属なので強度も高く、ヒビ割れもしにくいです。
4.防音性が高い
音を吸収する断熱材が一体になっているので、防音性に優れています。
5.金属の質感を生かしたデザイン
金属独特の質感で、シンプルでスタイリッシュな印象に仕上げることができます。
1.施工しやすい
他の外壁材に比べて軽量なので、張り替えも簡単で施工しやすく、工期も短縮できます。
2.断熱性・耐震性に優れている
金属は熱を保持しやすいという性質があるため断熱性が高くなり、外の気温の影響を受けにくいので省エネが期待できます。
また窯業系サイディングよりさらに軽量なので、住宅に対する負担が少なく倒壊する確率も低くなります。
3.凍害に強い
金属の性質上、窯業系サイディングに比べると外壁内部に水滴が浸入しづらく、水分が凍結して膨張し外壁を傷めるといった被害が少ないです。金属なので強度も高く、ヒビ割れもしにくいです。
4.防音性が高い
音を吸収する断熱材が一体になっているので、防音性に優れています。
5.金属の質感を生かしたデザイン
金属独特の質感で、シンプルでスタイリッシュな印象に仕上げることができます。
デメリット
1.傷が付きやすい
素材そのものの強度は高いのですが、金属という性質上、物がこすれたり当たったりすると傷つきやすいです。
周囲に物を置かない環境がベストです。
2.錆びやすい
やはり金属ですので、特に塩害で錆が発生しやすくなります。
ただし、外壁材はコーディング加工をしてあるので、種類によっては錆に強いものもあります。
傷がついた箇所からは錆が発生しやすいので注意が必要です。
3.デザインが限られている
他の外壁材に比べると、デザインが限られてしまいます。シンプルなデザインがお好みの方にはメリットとなりますが、人と違ったこだわりのデザインにしたい方には選択肢が限られてしまいます。
1.傷が付きやすい
素材そのものの強度は高いのですが、金属という性質上、物がこすれたり当たったりすると傷つきやすいです。
周囲に物を置かない環境がベストです。
2.錆びやすい
やはり金属ですので、特に塩害で錆が発生しやすくなります。
ただし、外壁材はコーディング加工をしてあるので、種類によっては錆に強いものもあります。
傷がついた箇所からは錆が発生しやすいので注意が必要です。
3.デザインが限られている
他の外壁材に比べると、デザインが限られてしまいます。シンプルなデザインがお好みの方にはメリットとなりますが、人と違ったこだわりのデザインにしたい方には選択肢が限られてしまいます。
3.木質系サイディング
主に無垢の木材を使用したサイディングで、表面に塗装を施してあるのが一般的です。木を使っているので、木目や色を生かした自然な風合いが特徴の外壁材です。
ただ、木材をそのまま外壁材としているのではなく、風雨による劣化や害虫被害を防ぐように板材を加工しています。
メリット
1.断熱性が高い
素材が天然木なので、熱を吸収しにくく断熱性が高いです。
2.ぬくもりを感じるデザイン
窯業系サイディングや金属系サイディングでも、「木目調」のデザインを選択できます。
しかし木質系サイディングの天然の木材が持つ、人工的には作り出せない質感は他では出せません。
1.断熱性が高い
素材が天然木なので、熱を吸収しにくく断熱性が高いです。
2.ぬくもりを感じるデザイン
窯業系サイディングや金属系サイディングでも、「木目調」のデザインを選択できます。
しかし木質系サイディングの天然の木材が持つ、人工的には作り出せない質感は他では出せません。
デメリット
1.価格が高い
特に上質な木材を使用した場合や、特殊な加工をしたものは高額になります。
2.防火性能が低い
自然の木材を使用しているので、他の外壁材に比べると防火性は低くなってしまいます。
ただ、特殊な加工を施せば耐火性・防火性、耐久性も上げることはできます。
3.こまめなメンテナンスが必要
木製なので水に弱く、放っておくと腐食や変色してしまうので、他の外壁材よりもこまめなメンテナンスが必要です。
1.価格が高い
特に上質な木材を使用した場合や、特殊な加工をしたものは高額になります。
2.防火性能が低い
自然の木材を使用しているので、他の外壁材に比べると防火性は低くなってしまいます。
ただ、特殊な加工を施せば耐火性・防火性、耐久性も上げることはできます。
3.こまめなメンテナンスが必要
木製なので水に弱く、放っておくと腐食や変色してしまうので、他の外壁材よりもこまめなメンテナンスが必要です。
4.樹脂系サイディング
その名の通り、塩化ビニル樹脂が使用されたサイディングです。耐久性を重視する北米で考案され、日本では寒冷地域を中心に使用されているようです。
他のサイディングに比べると、塩害や冷害などに強く、耐候性に優れた外壁材です。
メリット
1.耐久性が高い
他のサイディングに比べると非常に耐久性に優れており、凍害や塩害に強いです。
窯業系サイディングや金属系サイディングが10年に1度は塗装が必要なのに比べ、樹脂系サイディングは20~30年は問題ない場合が多いと言われています。
2.耐震性に優れている
モルタルやタイルの外壁はもちろん、窯業系サイディングにも比べて軽量で、建物の負担が少なく耐震性が高いと言えます。
3.シーリング不要
この樹脂系サイディングの中には、シーリングを使わずに施工できるものがあります。
そういった商品を選択すれば、他のサイディングを使用した場合には避けて通れないシーリングのメンテナンスが不要となります。
4.変色しにくい
樹脂系サイディングは、樹脂そのものに顔料を練り込んであるため、塗料を吹き付けて着色している窯業系サイディングなどに比べ、色落ちがしにくいというメリットがあります。
1.耐久性が高い
他のサイディングに比べると非常に耐久性に優れており、凍害や塩害に強いです。
窯業系サイディングや金属系サイディングが10年に1度は塗装が必要なのに比べ、樹脂系サイディングは20~30年は問題ない場合が多いと言われています。
2.耐震性に優れている
モルタルやタイルの外壁はもちろん、窯業系サイディングにも比べて軽量で、建物の負担が少なく耐震性が高いと言えます。
3.シーリング不要
この樹脂系サイディングの中には、シーリングを使わずに施工できるものがあります。
そういった商品を選択すれば、他のサイディングを使用した場合には避けて通れないシーリングのメンテナンスが不要となります。
4.変色しにくい
樹脂系サイディングは、樹脂そのものに顔料を練り込んであるため、塗料を吹き付けて着色している窯業系サイディングなどに比べ、色落ちがしにくいというメリットがあります。
デメリット
1.取扱業者が少ない
日本国内ではあまり普及していないので、樹脂系サイディング自体を取り扱っている業者や、施工経験豊富な業者というのが少ないのが現状です。
業者選びを慎重に行うことが重要です。
2.施工費用が高額
上述の通り業者が少なく樹脂系サイディング自体の普及率も低いので、樹脂系サイディング自体は安くても、手間賃等で高くなりがちです。
ただ、メンテナンスの手間が少ないので長期的に考えてみるのも良いかと思います。
3.デザインが少ない
樹脂自体に顔料が練り込まれていて変色しにくいというメリットがある一方で、細かいデザインの再現性は低く、デザインやカラーバリエーションは限られてしまいます。
1.取扱業者が少ない
日本国内ではあまり普及していないので、樹脂系サイディング自体を取り扱っている業者や、施工経験豊富な業者というのが少ないのが現状です。
業者選びを慎重に行うことが重要です。
2.施工費用が高額
上述の通り業者が少なく樹脂系サイディング自体の普及率も低いので、樹脂系サイディング自体は安くても、手間賃等で高くなりがちです。
ただ、メンテナンスの手間が少ないので長期的に考えてみるのも良いかと思います。
3.デザインが少ない
樹脂自体に顔料が練り込まれていて変色しにくいというメリットがある一方で、細かいデザインの再現性は低く、デザインやカラーバリエーションは限られてしまいます。
まとめ
以上、サイディングの種類をご紹介しました。ご自分の家がどんな外壁材を使用しているのか、次のリフォームの際にどうするかなどなど、何かしらの参考になれば幸いです。
何かご自宅のことで、気になることや心配事がありましたら何でもご相談ください!
屋根だけでなく、外壁や内装のお話も伺います(^-^)
街の屋根屋さん飯田、伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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