付帯部とは?塗装や補修が必要なの?
住宅リフォームなどの見積書に「付帯部」という文字を見かけたことはないでしょうか?そもそも「付帯部」ってどこ?という話をしたいと思います。
屋根や外壁だけではなく、実は重要な役割を持った大切な部分です。
屋根あるいは外壁の塗装だけのつもりだったのに、見積書に「付帯部塗装」とあって一気に不信感が増した!などということのないように、是非ご一読いただきたいと思います!
目次 【表示】 【非表示】
1.付帯部とは?どんな役割があるの?
付帯部とは大雑把に言うと、壁面と屋根以外の、建物にある細かいパーツのことです。破風板、鼻隠し、軒天、雨戸、戸袋、庇・・・などなど、これらすべて「付帯部」です。
外壁や屋根の塗装を行う際に特に一緒に塗装をオススメしたい部分と、その役割について見ていきたいと思います。
○軒天
軒天とは、建物の外壁から外側に出ている屋根の裏側、つまり軒の天井=軒天です。
軒天の役割
1.美観維持
軒天があることで、外壁から外に出た屋根の野地板や垂木といった構造部分を隠せるので、美観維持に役立ちます。
2.延焼防止
3.外壁の劣化防止
4.屋根裏の換気
軒天があることで、外壁から外に出た屋根の野地板や垂木といった構造部分を隠せるので、美観維持に役立ちます。
2.延焼防止
火災が起きた場合に、軒天がないと
屋根裏まで火が
一気に回ってしまいます。軒天には不燃材を使用している場合もあります。3.外壁の劣化防止
最近は軒のない家も多く見られますが、軒が長いとその分
雨水や太陽光を遮って、外壁の劣化を防ぐ役割もあります。4.屋根裏の換気
写真のように、穴が空いていたり換気口が付いている軒天があります。これは屋根裏にたまりやすい湿気を排出させるためにあります。
○雨樋
雨樋の役割
雨樋がどこにあるかというのは皆さん誰でもご存知かと思います。
雨樋は雨水をまとめて排水設備へと流す役割があります。雨樋がないと、建物の外壁や土台に直接雨水が流れ落ちてしまいます。
この排水機能が不十分だと、家の周囲に水が溜まってしまい、この湿気が建材を腐食させ、白蟻の格好の住処となってしまいます。
雨樋のメンテナンス
雨樋にもメンテナンスが必要です!1.ゴミや汚れによる詰まり
近くにある木の葉や土などが溜まっていたり、果ては植物が生えてきてしまったという場合もあります。また、知らないうちに上階から洗濯ばさみやごみが落ちて詰まる場合もあります。
落ち葉よけのネットもあるので、住環境によっては業者さんに相談すると提案してくれるかもしれません。
2.曲がりやゆがみ
1.のような詰まりがあって、そのゴミなどの重さで曲がってしまう場合があります。
3.つなぎ目が外れた
つなぎ目の部品の劣化などにより、つなぎ目が外れたり、そこから雨が漏れてしまう場合があります。
4.ヒビや割れがある
3.と同じく経年劣化により、穴が空いてしまうこともあります。雨樋の寿命は一般的に20~25年と言われています。
○破風板、鼻隠し
破風板
まず破風板とは、家の屋根の、雨樋の付いていない側面に取り付けられた板のことです。写真の職人さんが塗装している個所です。
この破風板は、雨風から屋根を守る役目を担います。また軒天と同じく、下から上がった炎を屋根裏へ上がるのを防ぐ延焼防止の役割もあります。
鼻隠し
雨樋の付いていない側面に取り付けられたものが破風板で、雨樋の付いている側面にある板は鼻隠しと言います。つまり、雨樋を取り付けるために必要な板であるともいえます。
鼻隠しも雨風から屋根を守る役目がありますが、特に垂木の切り口を隠して美しく見せるという役割があります。この垂木の切り口のことを建築用語で「鼻」と呼ぶので「鼻隠し」と言われています。そして垂木の切り口からの雨水の侵入を防ぐのです。
○庇、霧除け
近年、庇や軒のないシンプルなデザインの住宅が人気を集めていたようですが、庇や軒の必要性が改めて見直されている傾向もあるそうです。まず、庇や霧除けがあることによる大きなメリットは、雨対策だと言えます。小雨であれば、窓を開けっぱなしにしていても雨水の侵入は防ぐことができます。特に玄関扉の上にある庇は、玄関の中まで雨が吹き込んで土間が水浸しになるとか、お客様を雨の中で待たせるなどという心配をなくしてくれます。
また、深い軒や庇は直射日光を遮る役目もあります。
外壁の汚れを防ぐのにも一役買っています。サッシやベランダの縁に黒っぽい汚れが筋になっているのを見かけたことはないでしょうか?あの汚れは雨だれやホコリによるものがほとんどです。庇があれば、雨から外壁を守ってくれます。
2.塗装は必要なの?
それぞれの付帯部について見てきました。もうお分かりかと思いますが、どこを見てもとても重要な役割を担っています。雨樋のみを交換する場合や軒天の破損部分を修理するといった工事ももちろんありますが、どうせなら外壁や屋根の工事の際に一緒に調査をしてもらい、必要に応じて交換や塗装をしてもらうのもメンテナンスコストの削減になります。また、高所作業になりますので、足場を組んだついでに一緒に行うことができれば職人の安全にもつながります。
せっかく屋根や外壁を直しても、付帯部分が破損していたり色褪せたままだったりすると、建物自体の耐久性だけではなく美観も損ねてしまいます。
屋根や外壁の工事の後に、改めて付帯部分のみの工事を頼むとなるとかえってコストが高くなってしまう場合の方が多いので、業者さんとしっかり話をすることをお勧めします。
3.まとめ
以上、紹介した他にも、雨戸や戸袋、シャッター、ベランダやバルコニー、エアコンのダクトカバーなども付帯部に含まれます。それぞれの状態に合わせてメンテナンスしていくことが重要です。施工する業者さんとよく相談しながら、まとめて補修や塗装をする箇所を決めてくださいね。
屋根だけ、外壁だけを塗装すればいいという訳でもないことを少しでも解っていただければ幸いです。
また工事をする際には、疑問に思ったことは業者にしっかりぶつけてください。わからないことは遠慮なくご相談ください。
街の屋根屋さん飯田、伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
屋根や外壁に関するご相談・お問い合わせ・お見積もりは無料です!!>>ここまでやります無料点検
関連記事
※ご自身でされる場合、安全な位置からご確認下さい。
≪24時間随時受付≫
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0120-95-9807
初めての方は是非、こちらも合わせてご覧ください。⇓⇓
屋根塗装工事が初めてでどうやって相談して良いかわからない方へ
不安のケース1
問い合わせたら、しつこく営業されそう・・・
不安のケース2
自分の要望を業者に伝えられるのか不安・・・
不安のケース3
料金への不安 ぼったくられそう・・・
少しでも『不安だな。』と思われる方はこちら⇓⇓
お客様に安心してご依頼いただけるように、スタッフも最善を心がけ
対応しています。
≪料金が不安だなと思われる方へ料金の目安⇓⇓≫
≪24時間随時受付≫
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0120-95-9807