冒頭でお伝えした通り、無色透明の塗料（クリヤー塗料）を使った塗装です。

　通常の色が付く塗料は「顔料」が含まれているのですが、クリヤー塗料には顔料が含まれていないので色が付いていません。

　「塗り直す」というよりは、「コーティングする」といったイメージです。

　家を新築する際には、内装だけでなく、外装にもこだわる方は多いのではないでしょうか。

　せっかくこだわって、悩んで、選びぬいたサイディングの外壁の模様を、クリヤー塗装ならそのまま保持できます！

　特にレンガ調や木目調の柄などの場合は、一色でベタっと塗られてしまうのは悲しいのではないでしょうか。
　そんな外壁のメンテナンスにはお勧めです！

　「チョーキング現象」とは、塗料が劣化した際に現れてくる現象です。
　塗料に含まれる顔料が劣化して、チョークの粉のようになって表面に浮き上がってくる現象で、防水機能が失われつつある状態です。

　クリヤー塗料はこの顔料が含まれていないため、チョーキング現象が起こりません。

　ただ、このチョーキング現象が塗膜の劣化状態を知る目安にもなるので、この現象が起きない分、きちんとアフターメンテナンスをしてくれる業者さんを選択してくださいね。

　通常の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3工程を要しますが、クリヤー塗料は1層目と2層目の2工程ですので、工期が短くて済みます。

　また塗料にもよりますが、コストカットにもなります。

　工程も少なくコストカットにもなりますが、通常の塗料のように無機系・フッ素系・シリコン系など各種クリヤー塗料があり、耐候性や防カビ・防藻性にも優れた塗料ですのでご安心ください。

　チョーキングやカビ・藻が発生している場合や、ヒビ割れの補修が必要など、下地の状態が悪い場合はクリヤー塗料では隠せないのでオススメできません。

　ですので、弊社では基本的には築10年未満のお宅にオススメしています。

　また、光触媒塗料やフッ素塗料などでコーティングされている場合は、クリヤー塗料は定着しづらいと言われています。