外壁材 モルタル壁のメンテナンス時期は?補修方法は?
いつもご覧いただきありがとうございます。今回はモルタル壁について、少し詳しくご紹介したいと思います。
現在では外壁材と言えば窯業系サイディングが主流ですが、1990年以前の一戸建てにはモルタルの外壁がよく採用されていました。
メンテナンスさえきちんと行えば、耐用年数は30年以上という優れた外壁材です。
モルタルとは
モルタルの主成分はセメントです。セメントに水と砂を混ぜて作られています。一方よく混同されやすいコンクリートは、ここに砂利が含まれて強度が高められています。モルタルは砂利が入っていないので、柔らかくて加工がしやすく装飾性に優れていて、仕上げ材に適しています。また、柔軟性があるのでレンガやブロックの接着剤として使用されることもあります。
左官屋さんがコテを使って仕上げられるのはこうした長所によるものなのですね。
モルタルの仕上げ方いろいろ
「モルタル壁」と言っても、その仕上げ方に種類があります。
リシン
上塗り材の塗料に小さな石や砂(骨材)を混ぜて吹き付けます。
触るとザラザラした砂目模様に仕上がります。
上塗り材の塗料に小さな石や砂(骨材)を混ぜて吹き付けます。
触るとザラザラした砂目模様に仕上がります。
スタッコ
「スタッコ」とは、石灰と水でできた「化粧漆喰」という建築建材です。
セメントに塗料を混ぜ、さらに大理石などの骨材を混ぜたものが「スタッコ」です。リシンよりも仕上がりが厚くなります。
「スタッコ」とは、石灰と水でできた「化粧漆喰」という建築建材です。
セメントに塗料を混ぜ、さらに大理石などの骨材を混ぜたものが「スタッコ」です。リシンよりも仕上がりが厚くなります。
吹付タイル「複層仕上塗材」と呼ばれるものでもあります。
リシンやスタッコとは違い、骨材を入れません。主原料は軽量骨材と合成樹脂などの結合剤です。
専用の機材を使って「複層」と言われる通り、3回塗りで仕上げます。
左官仕上げ
文字通り、左官職人さんがコテで模様を作って仕上げます。
模様のパターンも様々ですので、おしゃれな店舗ではよく目にします。
時間はかかりますが、唯一無二のおしゃれな壁が出来上がりますね。
文字通り、左官職人さんがコテで模様を作って仕上げます。
模様のパターンも様々ですので、おしゃれな店舗ではよく目にします。
時間はかかりますが、唯一無二のおしゃれな壁が出来上がりますね。
モルタルの劣化症状
前述したように、モルタルの主成分は砂とセメントですので、経年劣化で乾燥し、ヒビ割れが起こりやすくなります。防水機能がネックになりますので、定期的な塗装によるメンテナンスが不可欠です。
変色・退色
施工直後と比べて、明らかに色が変わってきた、褪せてきた気がするという状態が、劣化の始まりです。紫外線や風雨の影響によるもので、立地条件によっても大きく左右されますが、築3~5年で防水効果が薄れてしまい、劣化症状は始まります。
チョーキング現象
塗料に含まれている顔料がチョークの粉のようになってしまう現象です。塗膜の表層樹脂が、紫外線や風雨によって分解されて劣化してしまって起こる現象です。
分かりやすい塗膜の劣化症状です。つまり、塗料による防水機能が落ちてきてしまっている状態なので、気付いたらなるべく早めに対処できると良いと思います。
また壁に少し水をかけてみて、水がはじくかどうかも目安となりますので、試してみてください。
カビ、コケ、藻の繁殖
防水機能が
落ちてくると、壁自体が水分を含んでしまいます。特に日の当たらない北側の壁に注意していただきたいのですが、カビやコケが発生しやすくなります。
カビやコケは根を張って繁殖していくので、モルタル壁自体が傷んでしまいます!
家の裏手に回ってチェックしてみてくださいね。
ひび割れ・クラック
モルタルはひび割れが発生しやすい外壁材です。このひび割れのことを「クラック」と言いますが、クラックにも段階があります。
ひびの幅が0.3ミリ以下、深さ4ミリ以下であれば「ヘアークラック」というもので、補修の緊急性は高くありません。
しかし、それ以上のひび割れは「構造クラック」というもので、放置してしまうと雨水が浸入する恐れがあり、建物内部にまで影響を及ぼします。放置してはいけないひび割れです!
塗膜の膨れ・剥離
塗膜の
付着力が低下し、塗膜が膨れて浮いてきたり、剥がれてしまうことがあります。経年劣化によるものなのですが、こういった状態が壁全面に拡がらないうちに手を打ってください。
新築から3~5年で防水機能の劣化が始まってしまうと言いましたが、一度塗装によるメンテナンスを行えば、使用する塗料の耐用年数にもよりますが10年~15年は大丈夫なはずです。
モルタル壁のメンテナンス・補修について
基本的にモルタルは、塗装によるメンテナンスを行います。他の外壁材も例外ではないのですが、防水機能を保つためには塗装が必要です。
上記の劣化症状のうち、できれば初期の、色あせやチョーキング現象が発生してきたかもという時期に塗装を検討していただけるとコスト削減になります!
大きなクラックが発生してきてしまうと、補修費用がかかってしまいます。
モルタルの劣化が進んでいて、補修が大規模になってしまいそうな場合、塗装以外のメンテナンスを行わなければならない場合もあります。既存のモルタルをすべて撤去し、新たにモルタル層を形成するか、外壁を張り替えるか・・・
そうなるととても大規模な工事になり、費用も嵩んでしまいます。
できれば早めに、専門の業者さんにご相談ください!
最後まで読んでいただきありがとうござしました。
街の屋根屋さん飯田、伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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