今回は、長野県下伊那郡下條村で進行中の屋根葺き替え工事の現場から、最新の施工の様子をお届けします。

前回のブログでは、足場の組み立て作業をご紹介しましたが、今回はいよいよ本格的な葺き替え工事がスタート！
古い瓦屋根を撤去して、新しい「ガルバリウム鋼板屋根材」に生まれ変わる過程を、写真とともに詳しくご紹介していきます。

もともとの屋根はセメント瓦でしたが、経年劣化により雨漏りの心配があったため、今回は思い切って全面葺き替えを行うことに。
まずは、既存の瓦を一枚一枚丁寧に撤去し、その下にある野地板の状態をチェックしながら、新しい下地をつくっていきます。

▲下地を作成後、防水シート（ルーフィング）を貼っていきます。

下地の上には「防水シート（ルーフィング）」を敷いていきます。
これは、屋根の“二次防水”の役割を担うとても大事な工程です。
屋根材の下に隠れてはいますが、実はとても重要な存在で、もし屋根材の隙間から水が入り込んでも、この防水シートがしっかりガードしてくれます。

今回の屋根材は、ガルバリウム鋼板。軽くて丈夫、しかも防水性能も高い素材ですが、万が一に備えて、しっかりと防水対策を施します！

▲防水シートが貼り終わると、いよいよ屋根材の取り付けに入ります！

屋根工事は「水の流れ」を意識するのが基本。
水は高いところから低いところへ流れるので、屋根材も防水シートも、下から上に向かって順番に施工していきます。

使うのはもちろん、「ガルバリウム鋼板屋根材」。
サビに強く、紫外線にも耐性があるため、長持ちしてメンテナンスもほとんど不要！

私自身も自宅で使っている、おすすめの屋根材なんです(^^)

▲ガルバリウム鋼板を葺いたあと、「棟（ムネ）」部分の施工に入ります。

屋根のてっぺんにあたる部分、これを「棟（ムネ）」と呼びます。
この棟にも、しっかりと下地板を取り付け、その上に屋根材をかぶせて、風雨の侵入を防ぐように仕上げていきます。

屋根の中でも特に重要な部分なので、慎重に、丁寧に施工していきます。

屋根葺き替え工事ー完成

▲こちらが施工完了後の様子です！

朝から夕方まで、職人さんたちが力を合わせて一気に仕上げてくれました！
重厚感のある瓦屋根から、スッキリとしたスタイリッシュなガルバリウム鋼板屋根に大変身！

この後は、隣接している金属屋根部分の塗装も行い、屋根全体の色味を統一させていきます。

なお、屋根葺き替えのビフォーアフター写真は、次回のブログでたっぷりご紹介予定です！
陽が傾きはじめてしまい、しっかりとした写真が撮れなかったのですが、完成後の全体像もぜひ楽しみにしていてくださいね♪

屋根のメンテナンスは、見た目の美しさだけでなく、住まいを守るためにもとっても大切です。
「うちの屋根、大丈夫かな？」と少しでも気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください♪