いつもご覧いただきありがとうございます。
弊社で請け負った仕事の中に、シロアリ（白蟻）の被害に遭っている住宅が何軒かありましたので、注意喚起の意も込めたコラムです。

目に見えた被害はなく、じわじわと見えないところで大きくなるので厄介です。
最初のうちは見て見ぬふりをしてしまいがちです。「あれ？」「もしかして…」と思ったら即！業者さんに相談することをお勧めします。

1.そもそもシロアリ（白蟻）とは？

建築物に影響を与えるシロアリ（白蟻）

土壌性シロアリ

多くのシロアリ（白蟻）の中でも、住宅が多く被害に遭っているのが

　・ヤマトシロアリ（北海道北部を除く日本全土に生息）
　・イエシロアリ（千葉県以西の温暖な海岸沿いに生息）

です。この２種類は湿気のある場所を好みます。
圧倒的にヤマトシロアリの被害が多いようですが、最近では温暖化や住宅の高性能断熱材の普及により、イエシロアリの生息域が拡充していると言われています。

乾材シロアリ

土壌性シロアリ（白蟻）ほど水分を必要とせず、乾燥している木材や発泡スチロールなどにも営巣できてしまう厄介なのが乾材シロアリです。

　・アメリカカンザイシロアリ（太平洋沿岸、瀬戸内海沿岸に生息）
　・ダイコクシロアリ（奄美大島以南に生息）

この2種類ですが、アメリカカンザイシロアリは外来種です。
輸入されたアンティーク家具や荷造材などとともに日本に持ち込まれたそうです。このため、駆除方法が土壌性シロアリとは違うようです。

どちらにしろ、シロアリ（白蟻）の気配を感じたら専門の業者に相談するのが一番です！

2.シロアリ（白蟻）の発生原因

この他にも、庭に木枠を使って整備したところ、その木枠にシロアリ（白蟻）が発生したなんてこともありました。
コロナ禍で家にいる時間が増え、通販での買物が多くなって段ボールが溜まっている場合、決して雨ざらしにしないでください。
そこにシロアリが集まることもあります！

3.予防・対策は自分でもできる？

最初に述べた通り、弊社が携わった工事でシロアリ（白蟻）を発見したのは
「気になってはいたんだけど…」
「機会がなくて…」
「どこに連絡していいかわからなくて…」と、
雨漏りやクロスの浮き、外壁のヒビ割れ、羽アリがいるかも？
というのを放置していた場合が多いです。

とにかく早目の家屋修繕！をお勧めします。

次に、シロアリの侵入経路を断つ！ことです。

シロアリは地中に潜んでいて、基礎や土台にひび割れがあるとそこが侵入経路になる場合があります。
ただ、床下を点検したり、防蟻剤などの薬剤を使って土壌や木部の処理をする場合は、業者さんにお願いした方が良いと思います。
その他の予防措置としては、

　1.家の周りに餌になるような木材や荷物を長期間置かない
　2.風通し、日当たりをよくする
　3.水漏れを放置しない

というようなことが挙げられると思います。

4.被害に遭ってしまったら・・・

すぐに専門の業者に連絡して駆除してもらってください。

シロアリ（白蟻）が発生すると、数年で家がボロボロになってしまう場合もあります。
発見が遅れれば遅れるほど、修繕工事の範囲が大きくなってしまいます。
シロアリの気配を感じたら、とにかく一度、信頼できる業者さんに見てもらうことをお勧めします！
もちろん、弊社にご連絡いただいても大丈夫です！

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