外壁同士をつなぎ合わせている目地部分。外壁にはなぜそのようなつなぎ合わせている部分が必要で
どんな役割をしているのか、劣化が起き始めとどのようなトラブルにつながるのかを
解説します。
目地部分の役割
そもそも、なぜ外壁にそのつなぎ目がいるのかというところからですが、
外壁には、セメントを主原料とする窯業系サイディングやALCパネルというものが使われています。
その外壁は、衝撃やゆがみによって、割れたり欠けたりしてしまうという性質があり
その衝撃やゆがみからの負担を軽減するために隙間を開けて張り付けていく必要があります。
その隙間を埋める役割をするのが目地部分になるわけです。
目地部分に使われる材料がコーキング材(シーリング材、シールなどとも呼ばれる)。
コーキング材というのはゴム性の樹脂になっています。
目地にゴム性のコーキング材を使うことによって
地震や自動車などから受ける振動を軽減してくれたり、
温度や湿度によって外壁が膨張したり収縮したりするのを受け止めてくれます。
他にも、雨や外側からの水の侵入を防いでくれます。
コーキング材のメンテナンス時期は大体10年で
外壁塗装や、屋根の塗装でメンテナンスの際に一緒に行ってしまいます。