アスベスト含有の屋根材とは？放っておくと危険なの？
アスベスト（石綿）を含有している可能性のあるものは、このうち スレートと、セメント瓦 です。
同じ瓦でもこれ以外の粘土瓦などは問題ありません。
セメントにアスベスト（石綿）を混ぜて使っているので、まず飛散することがありません。
アスベスト（石綿）の危険性を分類するレベルも「3」で、最も低いものです。
因みにレベル「1」の危険度の高いものは、屋内の天井や壁に対する吹付け材です。
「危険だ！」「健康被害が！」と言われているのはこの屋内のものです。
実はアスベスト（石綿）が含有されている屋根材は、粘り気が強くて耐久性があり、経年劣化してもひび割れなどがほとんどないことが多いのです。
もしあちこちが欠けているスレート屋根の場合、このノンアスベストの屋根材である可能性もあります。
アスベスト（石綿）含有の有無にかかわらず、ここに掲載されている写真のように、
ひび割れだけでなくコケやカビ、ズレや穴あきなどの症状が見られたら是非一度、信頼のおける業者さんに相談することをお勧めします。
ただ、スレートの耐用年数が20～30年ということも考えると、塗装だけでこの先も済ませることは無理があるかもしれません。
古い屋根材を撤去する手間もなく、費用もかかりません。工期と費用を抑えることができる方法です。
ただし、元々ある屋根の状態が良くなければ、その上に新たな屋根を乗せることはできません。
この工法ができるかどうかの判断も、専門家に見てもらった方が良いかと思います。
もう一つ注意してほしいのは、このカバー工法は2回行うのは難しいということです。
とりあえず1度はカバー工法で済ませても、また十数年先にメンテナンスが必要になった場合、結局アスベスト（石綿）含有の屋根材の撤去を改めて考えなくてはならないかもしれません。
新たな屋根材になるので、定期的にメンテナンスをすることで屋根の寿命も延び、耐震性も確保できます。
ただし、他の工事に比べるとどうしても費用がかかってしまいます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
もしアスベスト（石綿）がどうしても心配だ、あるいは真剣に撤去を考えているという方がいれば、是非一度、ご自身が信頼できると思われる業者に屋根の状態を見てもらってください。
安い工事ではないので、納得がいくまで、何社かに見積もりを取って検討してみるのも良いかと思います。
詳しくメーカーの情報などを知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
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